家でひとりで今夜もカレーで

つれづれに、カレー記



新宿中村屋インドカリー ビーフスパイシー(中村屋)

一時期、サイトやら本やら見ながらの自炊に凝って、調理器具やら調味料やら買いそろえたりするものの、程なくしてひとりでの自炊は思ったほど安上がりでもないことがわかり、買い出し・調理・片付けなど消費時間も考え合わせると、むしろ不経済でさえあると思うに至り、自炊しなくなるーーー
かなり多くの人が心当たりあるであろう、男の一人暮らしあるあるだが、独り身生活が長くなりすぎると、更に次のステージに進むことになるらしい。

どうやら己は一生結婚できない模様。そしてふんだんに良い店で外食したりする収入を得られるようにもなりそうもない。(だったら結婚できるはず、きっと、多分)
となると、料理の一つも出来ないことには、生涯貧弱で満足感の薄い食生活を送り続けることになる。
ヤバイよヤバイよ、自炊ぐらいしなきゃーーー

めでたくステージ2に達した私は、もう数年使用しておらず、ホコリをかぶっていた炊飯器をピカピカに磨き上げ、近所のスーパーで白米5キロを買い求めてきた。

が、先述のとおり料理するとなると時間がかかる。かかりすぎるといってもいい。
つい先日始めたばかりのスマホの女神転生をやる時間をあまり削りすぎたくないという中学27年生としての希求には抗えず、本格的な自炊は今度ということにして、とりあえず今回は飯を炊けばクエストクリアということにしとこうと。

米を研ぐのも数年ぶりで、久々の感覚に心地良さのようなものも覚える。
もちろん銀シャリだけ腹いっぱい食べられれば満足なんてトシでもなく、おともも抜かりなく用意。

自炊再開記念ということで、レトルトカレーとしてはちょっといいやつ。

うん。美味い。
『普通に美味い」という言葉は食物への敬意を欠く安易な言葉なのかもしれないが、普通に美味いのだから仕方がない。
むしろ1ヶ100円しないような激安品でなく、レトルトとしては多少いいやつなので、もうちょい普通以上の味わいなり刺激なりを期待していたのだが、いたって普通。言うほどスパイシーでもない。

まあ美味しいカレーなので、美味しくごちそうさまと相成った。不満は特にない。

不満はないけどこんなもんかなあと首をひねっていたのだが、後日激安品を数年ぶりに食すことにより、この普通に美味いという水準に達していることがいかに素晴らしいかを理解することになるのだが、それはまた別の話。


新宿中村屋インドカリー ビーフスパイシー(中村屋) ☆☆☆