家でひとりで今夜もカレーで

つれづれに、カレー記



とろ〜りチーズソース ハンバーグカレードリア(セブンイレブン)

今日はカレーにしようかな。そう思ったらもはや運命は極まる。
一度カレーの口になってしまうと、その魅惑は強力で、他のどんな食品も一瞬で選択肢から消失する。

よし、今日はカレーだな。それもオーソドックスなカレーライスを食いたい。定番にして王道。今宵は食わずにおくものか。
確定した未来に胸を膨らませ、セブンイレブンの店内に揚々と突撃し、まずは入口横にある新聞ラックから東スポを引き抜く。
足取りも軽く、続けざまにフードの棚へと。そして愕然。

カレーライスがない。

いや、こんなことは当然想定して然るべき事態。お気に入りだったコンビニメシが品切れだったり、販売自体取り止めになったりすることなんて、これまで800兆回はあった。

呆然と立ち尽くす私の右手には東京スポーツ。
何たる迂闊。目当ての品の有無を確認することなく、新聞を引き抜いてきてしまうとは。
当然これをラックに戻し、店を後にするような豪胆さは持ち合わせておらず、やむなく代替の品で妥協し、会計を済まし、肩をすぼめてトボトボ帰宅。

もちろん日柄とかその日の気分によってはこっちをチョイスすることもあるだろうが、今日はコレじゃなかった。ごく普通のカレーを食べたかった。
まあ嘆いていても仕方がない。かよわき人間には運命を受け入れることしかできない。かの大横綱でさえ暗黒としかいえない組織との闘争に敗れ、いざこざの責任をほぼすべて押しつけられる形で5階級降格の憂き目にあっているのだ。

かれこれ20年は使っている、実家から持ってきたレンジで温め、食しながら日曜日のメインレース・大阪杯の検討をすすめる。

当然ながらこれはこれで美味い。
その名のとおりとろ〜りとしたチーズソースがスパイシーなカレーをまろやかにつつみ、その熱さにハフハフとしながらもスプーンが止まらない。
ハンバーグも肉厚でジューシー。カレードリアもろとも口に放り込むと、相性抜群・確かな食べごたえ。
……といった称賛の文句の頭に『コンビニにしては』と付けるのを忘れてはならないが。

ちなみに私は知っている。
以前は『とろ〜りチーズソース ハンバーグカレードリア』ではなく、『とろ〜りチーズのハンバーグカレードリア』という、もっと本格的な一品であったことを。
セブンの常套手段ではあるが、ここまであからさまにするのは、むしろ企業としての良心なんじゃないだろうかと思ったりもする。

大阪杯は馬連とワイドが的中した。
馬券検討時の勝負メシにカレーというのは定番にしてみようかなと何となく思ってみたり。


・とろ〜りチーズソース ハンバーグカレードリア(セブンイレブン) ☆☆☆